2022/12/20 お知らせ ブログ

予実管理は「経営者」からはじめる。利益を出す組織創りの秘訣。

株式会社VALT
新規事業創出支援室 室長
須藤 奨太

採算管理導入の実態

こんにちは、株式会社VALTの新規事業創出支援室室長の須藤です。
WALZ(ワルツ)のリリースにあたり、利益を生み出す組織について自身のこれまでの経験からお話ができればと思っています。

私は、京セラグループにてアメーバ経営のコンサルタントとして大手~中堅企業まで様々な組織で採算管理の導入現場に立ち会いました。
体感としては上手くいった企業は10社あって2社程度、5社はどっち付かず、3社は全く上手くいかず短期で導入を辞めていきました。

この「上手くいった」企業は何が一番のキーファクターだったのかと考えると「経営者自身が採算管理システムや仕組みを理解し能動的に活用していた」ことに尽きるかなと感じています。
それこそ、売上高が数千億円の企業もあれば数億円の企業もあり、売上規模や社内インフラの強さはあまり関係ありませんでした。

 

採算管理を組織に浸透させるに

そもそも、採算管理は難しいものではなく、難しいものではあっていけません。
従業員の誰もが理解しやすい内容で、使いやすいツールでなければ浸透していかず、社内でのコミュニケーションに亀裂が入っていきます。

採算管理が上手いことを偉いと勘違いしている幹部もいました。
大切なことは、社員一丸となって利益創出できる組織創りになることですが、非常に近視眼的で部分最適な状況にとらわれてしまうこともあります。

このようにならないためにも経営トップ自身が採算管理を理解し、活用し、その様子を社員に見せなければなりません。
よくあるのが、導入だけはして、あとは幹部以下に任せきり。
上がってくる数字にいちゃもんを付けるだけ。
こんなことでは誰も真面目に採算管理を行おうと思いませんし、経営者が満足するような「はりぼての数字」を並べるようになります。
はりぼての数字を見た社員は、ますます採算管理に興味を失い、会社自体へ不信感を持っていきます。
また、たちが悪いのがこのはりぼての数字が牙をむくのは決算期で、採算管理上では3億の黒字なのに、実際は2億の赤字・・・。
という全く笑えない事態も。

採算管理をするならば経営者がその先頭を走り、率先して活用すべきです。
採算意識を高め、企業のリソースを増やし、再投資することで従業員や会社の未来を明るくする。
経営者都合ではなく、公正明大で誰からも支持される目的をもって採算管理を進めましょう!


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