2022/08/30 ブログ

制作会社で予実管理が大切な理由

予実管理をする人達

皆様こんにちは!

今回は、なぜ制作会社において予実管理が大切なのか、についてお届けしたいと思います。
ぜひ御社でも予実管理を導入して、制作プロジェクトの管理を見直してみませんか?

何のために予実管理をするの?

前回の記事で、なぜ予実管理をするのか、その目的について細かくお伝えしましたので、
ここでは要点を簡単におさらいしておきましょう。

予実管理のポイント

【予実管理の目的】

・設定した予算に対して、実際にはどの程度のコストがかかっているかを可視化する。
・可視化された収支のデータを振り返ることで、プロジェクトの問題点を見つけ改善に繋げる。
つまり、予算ベースでのプロジェクト実績(収支)を可視化することで、赤字が出ないように進行させる、
またプロジェクト終了後には問題点、改善点を洗い出す、というのが予実管理を実施する大きな目的です。

制作会社が予実管理を行うべき理由とは?

さて、このような予実管理が特に大切なのがクリエイティブ業界です。
一般的にクリエイティブ業界では製造業などとは異なり、いわゆる「仕入れ」がないことがあります。社内スタッフが制作を行いプロジェクトを進行する場合がまさにその状態です。でも、時折勘違いされがちですが「仕入れがない=コスト0円」というわけではありませんよね?
私たちは、これらのコストを正確に把握・管理していないことが、クリエイティブ業界における数々の問題の温床である、と考えています。

なぜなら、たとえ社内制作だったとしても、クリエイターを稼働させれば当然その拘束時間分の人件費が発生しています。
そのことをディレクターなど管理者だけでなく、現場で作業するクリエイター自身も理解していなければ、予算がそれほど多くない案件にも関わらず制作に長時間の作業工数をかけてしまい、気づかないうちに人件費が予算を上回っている「隠れ赤字」になっている、なんてことが起こってしまうのです。
また、一方でこういった作業工数のコスト管理をしていたとしても、適切な運用がされていないと、赤字のアラートが出た案件は現場のサービス残業で帳尻を合わせる、といった良くない事案にも繋がってしまいます。
その結果、毎日長時間働いているのになぜか会社の売上げは上がらない、報われない、という、誰も幸せにならない負のスパイラルへと突入していくのです・・・

サービス残業で苦しむ社員

このように、適切な予実管理が行われていないことによって、長時間労働が常態化したクリエイティブ業界の労働環境が出来上がっているといっても過言ではありません。

ここまで散々ネガティブなことを書いてきましたが、一言で赤字と言っても会社にとってマイナスになるものばかりではありません。
例えば、初めて取り組む案件に対して新しい技術を導入する、最新の機材を購入するといった、いわゆる投資を行った場合はどうでしょうか?
大きな出費だった場合、表面上の収支は赤字になってしまいますが、むしろ会社が成長していくために大切な支出といえるので、コスト管理が至らなかった場合の赤字とは別に考える必要があります。

そこで登場するのが予実管理です。
予実管理をしっかり行えば、収支が上手くいかなかった赤字なのか、それとも投資などによって起こった成長のための赤字なのか、という見極めを確実にすることができ、本当に改善する必要がある部分を見つけ出すことで、問題解決へと繋げることができるのです!

実際、弊社が予実管理システムWALZを開発に至ったのも、予実管理ができていなかったことで、前述のような様々な問題を抱えていた経験を踏まえてのことでした。そして、同様の問題でお困りの制作会社様は意外と多いのではないかと思います。ぜひ、御社でも予実管理を取り入れてプロジェクト進行の改善に取り組んでみてはいかがでしょうか。
数字だけをみて「赤字だ!」と大騒ぎするのは卒業しましょう!

「でもどうやって始めれば・・・」
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「重要性は分かったけど、どうやって始めればよいか分からない・・・」という方は、ぜひクリエイティブ業界に最適化した予実管理システムWALZをお試しください。グラフィックデザイン、WEBサイト制作、システムやアプリ開発などクリエイティブの現場でお使いいただくことを想定し開発した、株式会社VALTオリジナルのシステムとなっています。
現在、「WALZ(ワルツ)」のβ版を無料でご利用いただけます! この機会に、ぜひご覧のあなたも予実を管理し、踊りたくなるような魅力的なクリエイティブ環境を目指してみませんか?


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