2022/11/30 ブログ

予実管理の重要性 ~広告代理店営業マンの失敗談~

株式会社VALT
新規事業創出支援室 営業一部
加藤 昌央

都内の飲食店で店長を経験後、大手企業をメインターゲットとした、WEB・紙媒体・屋外広告等を扱う総合広告代理店で営業・企画職として約4年半従事。
現在は株式会社 VALTにおいて予実管理システム「WALZ(ワルツ)」を展開する職務を担う、新規事業創出支援室の立ち上げメンバーとしてジョイン。

加藤 昌央

元広告代理店営業マンが予実管理サービスと出会うまで

私は、もともと都内の総合広告代理店にて、大手企業をメイン顧客とした営業・企画職として約4年半の間、従事しておりました。
その後、友人の紹介というご縁から株式会社 VALTに参画、新規事業創出支援室の立ち上げメンバーという立場で日々業務に邁進しております。
VALTと出会い、仕事をしていく中で「こんな予実管理システムがあったら、広告代理店としてさらに業績を伸ばせた」という思いを抱き、筆を執らせていただきました。

コンペ受注!製造コスト削減に奔走したが…

私が元々、在籍していた広告代理店は個人の裁量が非常に大きく、基本的にはお客様に提供する全てのモノ・コトは金額も含めてすべて営業が掌握するスタイルでした。
毎月、また、毎年設定された目標売上・利益に対してコミット出来るように営業個々人で、お客様に企画の提案、クリエイティブ部門の進行管理、必要な業者の手配・管理、また、金額の折衝をしておりました。

その中で、大手企業から広告コンペのお誘いを受け、予算規模もかなり大きかったため、他の営業・クリエイティブとチームアップし、無事に受注できた大型案件がございました。
もちろん、コンペ提案内容には見積とスケジュールも含まれており、もう一人の営業と、資材原価額・デザイン費等を含めた見積もりを作り、想定されるスケジュールを割り出し提出しています。
適正な利益を上げることのできる提案内容でコンペ獲得できたことでチームのみならず、社内も沸き立っていました。
ただ、提出した見積もりは「見かけ上」適正な利益に見えていただけでした。

ご存じの通り、コンペ案件を受注したからといってそこで終わりではありません。
提案した企画の骨子は変わりませんが、仕様の変更、予算規模の拡大、クリエイティブに対する様々な要望への対応など、ずらすことの出来ないリリース日がある中、お客様のご意見に最大限、すべてに応えるという思いで、改善・改良にチーム一丸となり取り組む日々を過ごしました。
その甲斐もあり、無事、期日通りにリリース・納品することが出来ました。
その時の達成感・解放感が広告代理店の営業マンとしての醍醐味であるということは、今でも確信しております。
ただ、その後「ある疑問」が私の中に浮かんでいました。

 

人的コストの不透明さへの気付き

祝杯を挙げた数日後、日々の業務に戻っていくことで自分に対して疑念が湧いてきました。
それは、「大型案件を理由に他の案件がおざなりになっていなかったか」という自分の仕事に対する確認をしていた際に生じた「あの案件を90点から100点に近づけるために必要以上にコストをかけていたのではないか」という疑念です。
実際に自社に対して利益は出ていました。
が、同時に営業・クリエイティブ共々、人的リソースも惜しみなく注いでいたため、見えない部分でのコストは把握できていないのが実情でした。

仮にお客様の求める合格点が90点だとして、100点に近づける労力は本当に求められていたのでしょうか?
自己満足になっていなかったでしょうか?
恩の押し売りになっていなかったでしょうか?
その自己満足の時間でより多くの他の案件を手掛けることが出来ていたのでは?
そう疑問が湧いても記録は残っていないので、確認することはできません。
感覚的にそう思っているにすぎず、説得力もありません。

WALZとの出会い

大阪に来てからVALTを紹介された後、「WALZ」というサービスの説明を受けたとき、自分が過去抱いた疑問を解消できるサービスだと感じました。
自社のメンバーの人的リソースの見える化を通じ、仕事量を個人個人が把握することで、最適なコストの割り振りが出来るこのサービスがあれば、お客様への還元も最大限出来ていたと思います。

「よいアウトプットはよいインプットから」
中定のこの言葉は正にその通りだと思います。
「WALZ」は、まだ予実管理システムを導入されていない企業にはもちろん、実際に導入しているが、活用できていない企業にもおすすめのサービスと確信しています。


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